大掃除の時期です。

年末に掃除をする方も多いのではないでしょうか。

身の回りをきれいにするだけでなく、不要なものの処分も行われます。

新型コロナウィルスが流行り始めた頃にマスクが不足しました。

その頃配られたアベノマスクで行き場を失ったものがあります。

約8000万枚の在庫です。

保管費用は年間6億円です。

ただこの件で当時の政府の判断を責める気にはなれません。

実際にマスクが不足していたからです。

本来のマスク業者以外にも一斉にマスクの供給にシフトした企業が出ました。

そのかいもあってか、現在マスクの入手に困ることはありません。

予備などはあってもよいのですが、年間6億円を払い続けるのもバカバカしい気がします。

そこで岸田総理は希望する人に配布し、残りは年度内を目処に廃棄することを発表しました。

やむを得ない決断かと思います。

突発的な事態に、ある程度ロスが出ることはやむを得ないと思います。

国民の命や安全が関わっていることですから、まずは枚数を確保しなければならないというのは、どの政権でも必要だったと思います。

ただ業者の選定や不良品の枚数が多かったことなど、反省すべき点は多かったように思います。

次があってほしくはないのですが、他の災害などの時にも、今回の異常事態への対応の経験が活かされることを期待したいと思います。

都合の悪いことを発表して、あまり批判を浴びないのは、国民が状況を理解できていることと、岸田総理の根回しの上手さなのかもしれません。