以前、横浜市で、マイナンバーを利用してコンビニエンスストアで住民票の交付を受けようとしたところ、別人のものが交付されてしまったという記事を書きました。

その後、東京の足立区でも同様の事案が発生していたことがわかりました。

ただし、こちらは横浜市の誤交付の事案に基づき、システム開発を受託した会社が各自治体に同様の事案が発生していないかの確認を呼びかけたことにより明らかになったものです。

役所がログを元に、誤交付の可能性がある人に連絡を取って明らかになりました。

元々誤交付の原因は、同時期に発行手続きが重なると、印刷の処理がうまくいかないというプログラムのミスが原因だと分かっています。

ところが5月2日、神奈川県の川崎市で、コンビニエンスストアでマイナンバーを使って戸籍の全部事項の交付を申請した人に、別人の戸籍が発行されてしまうというトラブルがあったことがわかりました。

川崎市では5月2日の午後1時半頃からコンビニエンスストアからの交付サービスを休止しました。

もしかすると、同様にプログラムが原因の印刷処理の不具合ということかもしれませんが、原因はよくわかっていません。

住民票の方は原因がわかったので、修正はすぐに済むかと思ったのですが、しばらくは注意が必要なようです。

戸籍は、以前は本籍地の役所でないと発行されなかったので、戸籍がコンビニエンスストアで取得できるのは便利なのですが、発行の仕組みやセキュリティレベルが住民票と同じだとしたら少し不安が残ります。