危険な昆虫、ヒアリやセアカゴケグモが話題に登ることがありますが、岡山県の水島港国際コンテナターミナルでコカミアリが発見されました。
東京都の環境局のホームページには「国内で見つかったことはない」と記載されていますが、見つかってしまったのです。
小さいアリで、少し透明がかった琥珀色をしています。
噛まれると激痛が走るのだそうです。
繁殖力が高く一度増えてしまうと厄介なのです。
ヒアリの調査をしていた専門業者の人が見つけたそうです。
その場で30匹ほど駆除したそうですが、他にもいないか県の職員も、発見方法に思案を巡らせていたところ、環境省の職員から「かっぱえびせん」が有効だという情報を得たのだそうです。
かっぱえびせんはアリを退治するのではなく、アリが集まってくるのです。
つまり、アリはかっぱえびせんが好きなのです。
エビで釣れるのは鯛と相場が決まっていますが、かっぱえびせんではアリが集められるのです。
若い世代の人は知らないかも知れませんが、「やめられない止まらない」のは人間だけではないのです。
公園で、アイスの棒に集まってくるのを見たことがありますが、この甘いアイスの棒より、かっぱえびせんの方が有効とのことです。
事の顛末としては、結局、かっぱえびせんを使っても、その後コカミアリは見つからなかったそうですが、小さい褐色のアリには注意しましょう。
アルカロイド系の毒を持っているのは勿論、毒自体だけでなく、アレルギー反応を起こすこともあるそうです。