以前、このブログの「南蛮渡来の考え方」という記事の中で、中国(中華人民共和国)が標準地図を公開し、そこに尖閣諸島が、魚釣島と表記されていることに対して、日本政府が抗議したことを書きました。

今度は、グーグルマップで同じようなことが起きました。

グーグルマップ上で尖閣諸島が中国名で記載されてしまっていたのです。

これに、外務省が抗議し、現在は尖閣諸島とだけ表記されています。

地図などにどう記載してあったかということも後々、争いになった時に、いつどのように主権を主張していたかということに関わってきてしまいます。

そのため、放置するわけにも行かないのです。

どうしても、国の領海や領土が関わると、どこの国からかクレームが付くということが起こり得ます。

学生時代に、就職活動で海運会社を訪問したことがありました。

その会社では自社の船を世界地図に、写真で載せていました。

海ではない所に写真が印刷してあり、最初持っている船が多いからなのかと思っていましたが、ちょうど船のあたりに、ある国の国境線があり、国境線を記載してしまうと、別の国からクレームが付くのだとか、そのクレームを受け入れて国境線を変更すると、今度は、もう一方の国からクレームが付くので、船の写真を印刷して誤魔化していると説明されたことを思い出します。

頭のいい逃げ方だと思った覚えがあります。

他国間同士なら、このような方法もありかと思いますが、自国が絡むとこうはいきません。