2006年に、和歌山県有田郡有田川町でモササウルス類の化石が発見されていました。

当時、大学院に通っていた学生さんが発見したものです。

学名は「メガプテリギウス・ワカヤマエンシス」といいます。

「和歌山産の大きな翼」という意味なのだそうです。

通称名が「ワカヤマソウリュウ」です。

この化石が新種であることがわかり、話題作りになるのではないかと地元和歌山では盛り上がっているようです。

恐竜研究家であり漫画家でもあるヒサクニヒコさんが、ワカヤマソウリュウのロゴとなるキャラクターをデザインしました。

背中に描かれた模様は「WAKAYAMA」という文字をアレンジした模様です。

サバみたいな模様ですが、WAKAYAMAという文字をデザインしたものでも、おフザケとも言い切れない部分があります。

なぜなら、恐竜の色や模様などはわからないからです。

ワカヤマソウリュウも、実際には模様など無かったかもしれません。

反対にシマウマのような縞々だったかもしれません。

出土するとしても化石なので皮膚がどうなっていたかはわからないのです。

図鑑などで見かける恐竜の絵は、生きている爬虫類などの肌の色や質感を参考に想像で描かれたものです。

実際には、ものすごくカラフルな恐竜もいたのかもしれません。

同じ爬虫類のヘビを見ても、イメージ通りの色のものもいれば、現物を見なければわからなかっただろうという模様や色のものもいます。

きっと恐竜も、想像のつかないような模様や色のものもいたに違いありません。