中国(中華人民共和国)の深圳にある日本人学校に通う男児が、現地で中国人の男性に襲われました。
別件で、スクールバスへの襲撃があったことから警戒が強められていた中での事件です。
残念ながら男児は亡くなってしまいました。
思想的な理由によるものか背景はわかっていませんが、男児が通う学校が日本人学校であることや、その格好から男児が日本人であることは、一般の中国人から見て明らかなようです。
子供ですから、大人に恨みをかうということも、ほとんど考えられません。
ということは日本人の子供というだけで襲われた可能性があります。
中国人の中からも、男児襲撃への謝罪や、哀悼の意を伝えるコメントが出されています。
中国人一般の感情とは考えない方が良さそうです。
ただ、先の戦争で終戦間際であっても、周りに隠れて、日本人中国残留孤児を育ててくれた人がいる民族であることを考えれば、中には情に厚い人もいることがわかります。
にもかかわらず、このような事件が起こってしまうのでは、反日教育がなされていることや、現在の両国の外交関係が上手く行っていないことが原因と考えるのも無理はありません。
そうだとすると、一時期、アメリカ(U.S.A)でアジア系住民に対する暴力的な加害行為が行われたことがあったように、現在、中国で日本人に暴力的な加害行為が行われる可能性が出てきているということになってしまいます。
様々な情報が、迅速に伝わる現代に、このような片面的な見方に囚われて犯罪に走ってしまう人間がいることは非常に残念です。
ただ、一時的にでも、現地の日本人は、安全確保のため、日本人であることがわかりにくいような行動を取った方が良いかもしれません。