士業のブログでは、書く内容にも気を遣います。

一般には好きなスポーツチームや政治的な話題には触れない方がいいと言われています。

好みや立場が異なる人からの仕事の依頼がしにくくなるからです。

それでも、あまり気にせず書いているのがこのブログです。

そうは言っても内容については当たり障りないことが多くなります。

それでも、今日は今日で、政治的な話題について書きます。

自民党の総裁選についてです。

他の候補者については以前触れましたが、有力候補の1人で触れていないのが小泉進次郎氏です。

麻生氏に支持のお願いに行ったということが伝えられています。

これについて、教育の無償化を実現する会の前原誠司代表が、選挙だから有権者にお願いに行くのは当たり前だが、国民が望んでいるものと乖離があるのではないかと発言しています。

若いのだから、組織にとらわれず、思い切ったことをやってほしいという気持ちのようです。

脱派閥を掲げる小泉氏が、派閥を残した麻生氏に頭を下げるのかということです。

この前原氏の発言は、野党側の人間としての与党議員への批判ではなく、先輩議員としてのエールのように感じます。

小泉進次郎氏は雇用の流動化といった思い切った政策も掲げています。

この政策については、楽天の三木谷氏からも歓迎されているようです。

ただ、これについては、三木谷氏との政治的な立場が近いというより、楽天の経営状況が思わしくないので、整理解雇を行いたいという意図が見て取れます。

いずれにしても、解雇しやすくすることだけが雇用の流動化ではなく、若いうちに起業を経験し、他社の従業員を自社に呼び込むというのも立派な雇用の流動化です。

親子はあくまで別人格ですが、それに触れずに、解雇の緩和に言及するところが、お父さん同様、破壊者として力を振るう政治家に見えてしまいます。

前原氏の発言は、決してそのような政治家になることを望んでのことではないと思います。

おそらく自民党の議員の中にも、小泉進次郎氏への期待と同時に、その辺の危うさへの懸念を持った人がいるのではないかと思います。