パリオリンピックのやり投げで、日本人選手として初めて、女子のフィールド種目で金メダルを獲得した北口榛花選手が、練習方法の一部を公開しました。

北口選手は右利きですが、右で投げている途中に左で投げたりしているそうです。

右だけで投げていると、右だけが強化され、バランスが悪くなるのだそうです。

確かに、金メダル級のアスリートとなると、本来のフォームでの動きは相当強いものだと思いますので、その動きだけが強化されてしまいます。

右で強い力を伝えるためには、体が早く開きすぎないことが重要になります。

たまに、左で投げてバランスをとっているということです。

そういえば、ロサンゼルスドジャースの大谷選手も、よく外野でフェンスに向かってホームに投げるのと逆の動きをしています。

後ろのフェンスに向かって投球と逆の動きで、ボールをフェンスにぶつけているのを思い出します。

一流のアスリートとなると、本来の動きだけだとバランスが悪くなるので、反対の手や腕を使ったり、前から後ろへと逆の動きをすることで、体のバランスを保ち、投げる動きをするときに体が早く開きすぎないように調整しているのだと思います。

そういえば、体操でけがをしたオリンピック選手も、リハビリ中に水泳で鍛えていたと言っていました。

水泳は、左右でほぼ対照的な動きをするので、左右のバランスよく筋力強化や自給力を強化するのに最適なのだと思います。

一般の人が趣味でスポーツをする場合でも、体のバランスを崩さないように、左右対称の運動を取り入れたり、利き手や、利き足の反対側を使ったりしてみるのもよいかもしれません。