太陽の活動が活発化しています。
太陽の表面で爆発が起き、太陽フレアが発生しています。
太陽の活動は、だいたい11年周期で活発になり、現在その極大期を迎えていることをアメリカ(U.S.A)のNASA(米航空宇宙局)やNOAA(米海洋大気局)が、発表しました。
そのため、今後1年ぐらいは、太陽フレアの影響が大きくなる時期ということになります。
宇宙オタクだけが気にすればよいというものではありません。
太陽フレアの影響といわれても、自分は別に気にしないという人もいるかもしれません。
ところが、いやでも、地球上の人間には影響が出てしまうのです。
磁気嵐と呼ばれる現象が生じるのです。
以前このブログでも書いた、北海道や兵庫でオーロラが見られたというのもその影響の1つです。
単に、珍しい現象が見られたというのであれば、むしろプラスの側面といえるかもしれません。
ただ、太陽フレアの影響が大きくなった場合、地球上で通信障害や停電が起きる可能性もあるのです。
通信障害としては、
・人工衛星が軌道を外れ落下する
・航空管制が機能しなくなり、航空機が運休する
・緊急通報がつながらなくなる
などの影響が出る可能性があります。
さらに電力障害として停電が起き、場合によっては直接コンピュータなどが動かなくなる可能性もあります。
宇宙オタクだけの関心事ではないということは、実際にこれまでも1989年にはカナダで約9時間停電が起きていますし、2022年には、磁気嵐の影響で、スペースXが打ち上げた人工衛星が、軌道を外れ40基失われています。
日本の総務省も、最悪のシナリオとして、社会インフラが2週間ほど麻痺する可能性があるとして、対策を呼び掛けています。
オール電化では、それなりのリスクもあるということです。