以前から疑問に思っていたことがあります。
動物は、歯磨きしないのに、虫歯になっている感じがしないことです。
これについて、最近関連記事を読みました。
虫歯ができるメカニズムが関連しているようです。
まず、人間の場合、食事をすると、食べかすを餌にする菌が増殖し、歯垢ができます。
この歯垢の中には、様々な菌がいて、虫歯の原因になるミュータンス菌もいるのだそうです。
ただ、人間の場合でも、赤ちゃんには、もともとミュータンス菌はいないそうで、後天的に親から食べ物を口移しで食べさせられたり、他人の飲食物を口にすることで、ミュータンス菌が口の中に入ってしまうことで、虫歯になりやすくなるのだそうです。
このミュータンス菌が、食べ物の糖分を餌に、乳酸を生み出し、この乳酸によって歯が溶けて虫歯になるのだそうです。
直接、精製糖を作り出す知恵を得てしまった人間だからこそ、虫歯になりやすいのです。
動物の場合、糖を直接摂る機会があまりないので、虫歯にはなりにくいわけです。
それに加え、肉食動物の場合は、骨付きの肉などを食べることで、草食動物の場合は、固めの植物を食べることで、歯磨きと同様の効果があり、虫歯になりにくくなるとのことです。
これに当てはまらない場合は、動物でも虫歯になることがあるのだそうです。
例えば、トウモロコシやフルーツを食べた熊や動物園で人間に育てられた動物の中には、虫歯や歯周病になる個体もいるそうです。
歯科治療でも、医療費がかかります。
個人的な経験としては、上場会社のような有名企業の従業員ほど、歯磨きの習慣があり、従業員が多いためか、医療費の削減につながる虫歯予防や、病気の予防への意識が高いように思います。