埼玉県の高校で、グランド整備用とみられる軽乗用車を生徒が運転し、横転したことで、助手席にいた生徒が、自動車のドアに挟まれ亡くなりました。
車は、グラウンド整備用のもののようで、ナンバープレートはないそうです。
車のキーは、普段から自動車のダッシュボードに入れっぱなしだったようです。
自動車を運転した男子生徒に運転免許はありませんが、公道ではないため、無免許運転になる可能性は低く、危険運転致死罪の適用が検討されているようです。
高校生といえば、運転免許を取得できる年齢ですから、車に興味があるのも当然で、グラウンド整備用とはいえ、キーが車内にあれば生徒はそれを使って運転しようとする可能性は高いわけです。
まず、亡くなってしまった生徒さんが気の毒ですが、自動車やキーの管理が甘かったことで、友人を死なせてしまった生徒を生み出してしまったことが悔やまれます。
キーがあり、オートマ車であれば、車を動かすときに、このようなことが起こるとは思ってもいなかったのではないでしょうか。
同時に、自動車の教習所で、基本的な操作を教わる時に、実践的ではないと感じることもありますが、同乗者がシートベルトのを閉めることの重要性の認識が甘かったり、基本的な操作がおろそかであれば、このような事故が起きてしまうということでもあります。
今回、車を運転してしまった生徒には、罰を与えるよりも、安全への教育を施すことの方が有効なのではないかと思います。