日本では、新政権が誕生し本格的に予算についての議論が行われていきます。

ウクライナとロシア(ロシア連邦)の戦争などの国際紛争を目の当たりにして、防衛費も増大します。

加えて、円安のため、購入した装備品に対する費用の更なる増加が予定されています。

災害対策などの費用も必要なうえ、来年控えている大阪・関西万博の費用にも予備費があてられることになっています。

その内訳として、引火事故が起きたメタンガスへの対策に62億円が使われることがわかりました。

その他、当初よりも、海外要人の来日が予想されるため、警備費なども増加することが決まっています。

なし崩し的に、予算がどんどん増えています。

これだけ後から、費用が増加すると、予算の意味があったのだろうかと疑問に感じる程です。

ただ、財政や、経済事情が苦しいのは諸外国にもみられることで、参加予定だったギリシャ(ギリシャ共和国)が、急遽大阪・関西万博へ不参加になりました。

財政事情が理由のようです。

ギリシャは、少し前に国家財政が破綻状態になりましたが、その後、緊縮財政により、復活したといわれています。

それでも、今の懐具合からすれば、万博への参加は、費用対効果が見合わないし、優先順位も高くないということなのだと思います。

同じように財政赤字に苦しむ、黄金の国ジパングには、国債や財投債の発行、最近でも東京メトロ上場による、国や都による株式の売却益取得など、様々な錬金術があるので、それを学びに来るメリットもあったのではないかと思います。