アメリカ(U.S.A)の次期大統領となるトランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領が、訪問しているフランス(フランス共和国)のパリで、マクロン大統領を含め、3者で会談を行いました。
トランプ氏は現実主義者ですので、アメリカの経済負担が大きいロシア(ロシア連邦)との戦争については、停戦に向けた動きを本格させるのではないかと思います。
実際、トランプ氏は、「私はウラジミール(プーチン氏)をよく知っている、彼が動く番だ」とコメントしています。
プーチン氏も、トランプ氏が大統領に当選した際、早々にコメントを出しましたし、前回の大統領在任時には、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のミサイル発射実験も鳴りを潜めていました。
トランプ氏について、何を言い出すかわからないという見方がなされているのだと思います。
ただ、トランプ氏については、ロシア寄りという評価もあって、ドイツ(ドイツ連邦共和国)の元首相メルケル氏は、回顧録の中で、前回のトランプ氏の大統領在任時に会った際の印象として、プーチン氏に心酔しているようだったという印象を述べています。
プーチン氏が、時とともに変わっていっているという見方もありますので、2人の関係が当時のままかどうかはわかりませんが、お互いに戦争を終わらせたいという点では意見が一致するのではないかと思います。
要は、停戦に向けて自国に有利な条件を引き出せるかということに、各国の関心が向かうことになります。