アメリカ(U.S.A)のワシントンで、日本の石破総理大臣とアメリカのトランプ大統領が会談しました。

USスチールの買収を認めないという結論はひっくり返らなかったようですが、一方的に日本に不利な話を飲まされるということもなかったようです。

会談を設定するまでに時間がかかったことと、石破総理の気質から、トランプ大統領との相性が心配されていましたが、会ってみれば、お互いの印象は悪くなかったようです。

石破総理は、トランプ大統領の印象について、実際に話してみると人の話をよく聞く人という印象を持ったようです。

他方、トランプ大統領も、石破総理についてタフ(tough)やグレート(great)という表現を用いていますので、侮っているという感じは受けません。

石破総理のバックグラウンドについて詳しく調べ、軽んじる人ではないという認識で会談に臨んでいたようです。

単独で、国会での多数派を占められないうえに、自民党内でも足並みがそろわないという難しい立ち位置での出発となった石破総理ですが、蓋を開けてみれば、空気が読めない人間が総理大臣になるより良かったといえるのかもしれません。

トランプ氏が、喜びそうな、さまざまな条件をそろえ会談に臨んだことも、良い結果につながったのではないかと思います。

トランプ氏のお気に入りという外務省の”彼”をはじめとする事務方の貢献も大きかったのではないかと思います。

防衛費の増額要求なども無く、アラスカなどの液化天然ガスの輸入にも道筋をつけられたようですので、日本の国益に沿うアメリカデビューが果たせたのではないかと思います。