就任早々、何かと話題を呼んでいるアメリカ(U.S.A)のトランプ大統領ですが、混乱が生じる反面、良い兆しが表れている部分もあります。

結局、このあたりが、犯罪を含め問題を起こしているのに、トランプ氏が大統領に再選された理由なのかもしれません。

その1つが、ロシア(ロシア連邦)とウクライナの戦争の問題です。

停戦に向け乗り出そうとしています。

プーチン大統領も前向きのようです。

アメリカに止めてもらう形でなければ、引くに引けないという状況なのかもしれません。

もう1つは日本と中国(中華人民共和国)の関係です。

トランプ大統領は、中国に限らず、外国に対して関税障壁を設けるという方針を示しています。

中国は今経済が下降気味ですので、アメリカとの本格的な貿易戦争となれば、国内の打撃は計り知れません。

今のうちに、ということなのかもしれませんが、日本に歩み寄る姿勢を見せ始めています。

中国は、尖閣諸島を「釣魚島」と呼び、領有権を主張していますので、最近でも、尖閣諸島周辺の日本のEEZ(排他的経済水域)に実効支配の布石としてブイを設置していました。

日本の方がまだ話せるということでしょうか、トランプ大統領になった途端にブイが撤去されたのです。

それだけでなく、新型コロナウィルスによる移動規制の解除時は、日本は後回しにされていた感がありましたが、ビザ(査証)の発給についても日中双方で条件が緩和されはじめています。

団体観光ビザの滞在日数も延長されます。

対中関係が緩和し始めているといってよいと思います。

日中関係が良好になるのは熱烈歓迎です。

良くも悪くもトランプ大統領の振幅が大きく、影響力が強いということなのかもしれません。