イスラエル(イスラエル国)が、とうとうイラン(イラン・イスラム共和国)を空爆しました。
200機以上の戦闘機で、100以上の標的を攻撃したと伝えられています。
ウラン濃縮施設など核関連施設も含まれています。
更に、イラン革命防衛隊のサラミ司令官、イラン軍とイラン革命防衛隊のバゲリ参謀総長や空軍のハジザデ司令官、核開発に関与していた科学者も殺害しています。
これでは、イランも反撃せざるを得ませんので、直ぐにドロ-ンを飛ばして、反撃を試みています。
イスラエルつについては、アメリカ(U.S.A)のトランプ大統領はイスラエル贔屓ですが、ガザ地区への攻撃に対してイスラエルに自制するよう求めていました。
しかし、イスラエルのネタニヤフ首相が攻撃を止めないため、トランプ大統領は、これまでと比べても、イスラエルに対して、かなり引き気味の対応になっていました。
イスラエルを訪問した際も、イスラエル贔屓とは思えないぐらい、あっさりした対応だったように思います。
イランについては、アメリカがイランのウラン濃縮を期限付きで認めるのではないかといわれていただけに、かえってイスラエルの暴発を招いてしまったように思います。
今回のイスラエルの空爆に、アメリカは完全に関与を否定しています。
しかし、今回のイスラエルの空爆を機に、まだチャンスはあると、イランにアメリカとの核開発に関する合意に応じるよう迫っているようです。
両国とも戦争慣れしているとはいえ、これだけ大掛かりな攻撃になってしまうと、簡単には収まりがつかないと思います。
これまで、アメリカが、イスラエルに対してイランへの空爆を思いとどまるよう説得していただけに、非常に残念な結果になってしまいました。
核についてはアメリカが最大の保有国だけに、説得力がないのかもしれません。