学校では虫歯の検診がされています。
私も子供の頃検診を受けた覚えがあります。
子供の頃に虫歯と診断され歯医者に通いました。
この虫歯の検診に異変が生じています。
歯科医の診断技術や診断方法ではなく、虫歯の診断を受けた子供が治療せず放置する割合が増えているのです。
原因として推測できるのが家庭の事情です。
共働き家庭が増え子供のケアに時間が割けない夫婦が増えている可能性があります。
離婚率も高くなり一人親の家庭が増えていることも原因の一つかもしれません。
もう一つ思いつくのが所得の低下です。
非正規雇用の割合が増え、残業代などが削られた結果、所得が低下している家庭が増えているのではないでしょうか。
お金がかかるために治療をせずに放置する可能性があります。
私も虫歯が多かったのですが、口腔衛生の知識がないことが原因でした。
痛いものは我慢すれば良いとか、掃除のようにいつでもきれいにできるような気がしていたのですが全くの知識不足でした。
大人になってから、口腔の衛生状態が悪いと心疾患に繋がったり、血管の病気にも影響していることを知り、歯が丈夫かどうかだけの問題ではないことを知りました。
健康状態にも大きく影響するのです。
私の経験ですとこの辺の意識の高い大企業の人ほど歯を磨きます。
大企業では昼食をとった後に歯を磨く人の割合が多いです。
もちろん従業員の教養レベルが高いということも言えますが、保険料は会社も負担するため会社の啓蒙活動も盛んなのです。
大企業は従業員を多数抱えているため、同じ人数でも不健康な人を抱えている場合と健康な人を抱えている場合では保険料の負担が大分異なってきます。
そのため従業員の健康状態を良くするための活動には力を入れています。
中小企業も従業員の健康、特に口腔衛生の啓蒙活動には力を入れてほしいものです。
結界的に保険料負担の削減や労働人口の減少対策として健康で長く働いてもらえるということになります。
職場で親の意識が変化すれば、子供の虫歯が放置されることも減ってくると思います。