ドローンが災害現場などで活用されていることは以前書きました。
現在は被害状況を確認したりすることに使われています。
情報の得方は撮影した映像です。
ドローンの場所を特定するにははGPSが活用されることが多いです。
ただ、GPSを活用するにはスマートフォンと同じように電波が届く必要があります。
そのため山の中などでは携帯の電波が届きにくいのと同じようにドローンの位置情報も得にくいということになります。
この弱点を克服する技術が開発されています。
自動運転車にも利用されている技術が活用されています。
自動運転車が車庫入れできたり、周りの車にぶつからないのはリアルタイムに周囲の状況を3Dでマッピングしているからです。
この技術をLiDARと言います。
MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究者がこの技術を応用して複数のドローンを飛ばすことで地上の状態を3D化することに成功しています。
GPSは電波が届きにくい所だとだめと言いましたが、この技術も今のところは複数のドローンから得たデータを合成するのに地上局が必要になるという欠点があります。
ただこの辺は時間の問題という気がします。
専用機がでデータ化しながら足りない部分を把握してその場所を飛んでデータを補完していく事ができれば、データの合成と効率の良いデータ収集が同時にできます。
電波の届きにくい場所でどういう経路でこれらの情報を伝えていくかという課題を上手くクリアできれば、捜索範囲の絞り込みなどもAIが行えるようになるかもしれません。
行方不明の男の子を救助した尾畠さんに負けないシステムができるかもしれません。
こういう技術が出来上がった方が社会の役には立つのですが、人間の経験が勝ってほしいという気になるのは人間である自分を肯定したいからなのかもしれません。
弱点を克服するドローンの弱点
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