外国人の在留資格新設で国会が揉めています。

政治の駆け引きのためといえばそれまでですが、日本人の雇用の問題とも密接に関連しますし、治安の問題、外国人の労条件の問題とも関連します。

これらの問題を上手くクリアした状態で法律を改正するには時間もなく、来年4月からの運用が危うくなっています。

外国人の在留資格の新設では技能系の在留資格で永住申請に移行できるものが含まれています。

このような在留資格が認められてこなかったのは、日本人の雇用や治安の問題もありますが、日本人の民族性とも関連しているように思います。

日本は島国ですので渡来人の影響を大きく受けているものの顔を見れば日本人であるとわかるのが現状です。

外国人が多く日本に滞在し永住可能になれば、その外国人と結婚する日本人も増えると思います。

更に永住者の子供などははじめから日本語を話し日本での生活が長くなるので普通に日本人と結婚していくことになるでしょう。

そうなると日本人の遺伝的な特徴はわからなくなっていくと思います。

島国であるため同じような特徴や文化を持つ人間のみで構成される国であるべきという気持ちがあったのではないでしょうか。

外国人の受け入れに消極的だったのは雇用や治安の問題だけでなくこのような民族温存的な心理がどこか働いていたような気がします。

個人的にはそれほど気にしていないのですが、外国の文化を取り込む一方で閉鎖的と言われてきた日本だから生まれた文化も大切にしていきたいと思っています。

このような日本文化の良い点を残そうという動きも外国人の方が積極的だったりするので、日本文化の伝統は外国人に教わるという逆転現象が起きてしまうかもしれません。