特定技能の在留資格を取得するのに結核の検査が義務付けられています。

だいぶ結核の患者が日本から減ったようです。

日本は依然として患者数は低い水準ですが毎年結核にかかる人は出ます。

結核は結核菌に感染することで発症する病気です。

肺結核が有名ですが病巣は肺とは限りません。

はじめ炎症を起こしこの炎症が進むと組織が腐ったような状態になってどろどろに溶けてしまうそうです。

そして肺から溶けた組織が排出されるとその部分が空洞になりそこで菌が繁殖してしまうのだそうです。

結核菌は空気が淀んでいるところで増えやすく感染も起こりやすくなります。

肺結核が有名なのも結核菌が繁殖しやすい状況ができてしまうからです。

この炎症が起きる場所や炎症による浸出液が体に影響を及ぼし肺以外にも様々な部位で病気を引き起こします。

結核菌に対しては人体にも抗体ができる場合があるのですが結核菌が死なないことがあるようで体が弱るまで潜伏していることがあるようです。

過去には何十年も経ってから発病したというケースも有るようです。

まずBCGなどの予防接種で予防するのが有効です。

もし感染してしまった人がいたらまずはそれを早く見つけることです。

そして薬で治療します。

特定技能の在留資格で義務付けられている検査は早期発見と感染を知らずに日本に入国してしまい患者を増やさないようにすることに役立ちます。

ただしこれは新規に結核菌を日本に持ち込まないことに有効で日本ですでに感染している人もいるため安心はできません。

昔は死の病と恐れられましたが今は薬で治療することができるので人に移さないうちに発見して早く治療することが重要です。