法律の勉強の対象はまずは条文です。
教科書などのテキストも条文についての考え方を膨らませて書いているものが多いです。
日本では文章で書かれた条文が存在します。
文章で書かれた条文が存在する国の法律は成文法主義と言われます。
予め文章で書かれた条文が存在しない判例法主義の国もあります。

日本のように文章で書かれた法律にどのようなことが書いてあるかというと法律は権利義務の体系であると言われます。
権利や義務について書かれているのです。

この権利や義務についての書かれ方には一定のパターンがあります。
<要件>→<効果>
というパターンです。
ある効果が発生するには一定の要件を満たしている必要があるということです。
そしてこの要件は一つとは限りませんし、効果が発生して終わりとも限りません。
ある条文にあてはまって効果が発生すると、違う条文の要件に当てはまるということがありうるのです。

必要な条文を探せる力、探した条文を解釈する力をつけることがまずはじめに目指す目標です。