成人の日です。
成人を迎えた皆様おめでとうございます。
おめでたい日に法律の話をするのはどうかと思いますが聞く機会はあまりないかもしれませんのでここに書きたいと思います。
ピンとこないかもしれませんが成人を迎えた人は今日から法律行為を単独で行うことができます。
法律行為というのは法律効果の発生を目的とする意思表示を要素とする行為をいいます。
具体例としては売買契約などをすることができるということです。
成人前から売買していたという方もいるかもしれませんが、成人前は両親の承諾が必要だったり、両親から処分を許されたお小遣いで買い物をしていたということになります。
「売りましょう」「買いましょう」という意思表示によって売買契約の成立という法律効果を発生させる行為なので法律行為です。
もちろん売買契約に限ったことではありません。
このような法律行為を親権者の承諾なく単独でできるようになります。
建前上は結婚に親権者の承諾も必要なくなります。
このように単独でできることが増える半面、責任も自分が負うことになります。
この成人年齢が18歳になることが決まっています。
成人年齢を改正する法律が既に成立しています。
施行は2022年4月1日からです。
今現在は、この2022年に20歳になる人と18歳になる人の成人式をどうするかという問題が持ち上がっています。
今までどおり20歳で成人を迎えた方同年齢だけですんなり成人式ができてよかったのではないでしょうか。
成人おめでとうございます
「民法が変わります」