このブログの記事でも最近IDやパスワードが増えて管理が大変だということを何度か書いています。

ネットの利用でいろいろなサービスごとに異なるパスワードを設定しないとセキュリティ上の安全性が保たれません。

かと言ってっサービスごとに異なるパスワードを設定すると数が増えすぎて管理しにくくなるのです。

パスワードに近いもので相続上問題になるものがあります。

ダイヤル式金庫の番号です。

ダイヤル式の金庫を開場するには暗証番号が必要になりますが、被相続人が番号を伝えずに亡くなるケースがあります。

中に入っているものがわかれば相続財産に出来ますが、開けてみないと中にはいっているものがわからなければ相続財産を確定しようがありません。

のん気にかまえていると相続税の申告などで延滞税を取られてしまう可能性もあります。

相続関係が複雑な場合は他の相続人から勝手に相続財産を引き出したとしてクレームが付く可能性があるので他の相続人とも相談のうえ早く開けなければなりません。

最終的にはカギを開場してくれるサービスなどを利用するしかありませんが、その前に試して見る勝ちがあるのが金庫のメーカーに問い合わせてみることです。

金庫メーカーはお客さんが金庫を購入する際に設定した暗証番号を控えていることがあるそうです。

それでもだめならカギの解錠サービスを利用する他ないでしょう。

解錠する際は公証役場の公証人に立ち会ってもらい解錠時の状況を公正証書で作成しておくと後々のトラブルを防ぐことに役立ちます。

黙って開けてしまってと金庫の中にもっと何か入っていたのではないかとか遺言書などがあった場合差し替えたり改ざんしたのではないかと後から言われると困るからです。