5月から中国人の観光の査証(観光ビザ)が取得しやすくなります。
と言っても審査基準がゆるくなるということではなくオンライン申請が可能となるのです。
観光などの短期の査証(ビザ)に限りますが、旅行会社を通じてオンラインで申請し北京の日本大使館が発給します。
2020年4月までに上海や広州の総領事館などでもオンライン申請に対応していく予定です。
中国人の観光客は増加傾向にありオリンピックによる査証(ビザ)発給業務の遅延が予想されることからオンライン化が実現しました。
政府はオリンピックを前に外国人観光客を4000万人に増やす予定ですのでその一環としてビザの発給業務の負担の軽減を図るわけです。
更に査証に関する情報は入国管理庁や航空会社ともオンラインで共有されるそうです。
煩雑な事務手続きが軽減されることは経費の削減にも役立ちます。
2020年4月からは電子ビザを導入し旅券に貼付するシールも廃止する予定です。
電子化による経費削減の効果は約5億円だそうです。
一部でも業務が効率化されれば日本からの申請業務もスムーズに進むようになるはずなので歓迎すべきことだと思います。
緊張関係が続く中国に対して融和ムードになるのも良いことだと思います。
オリンピック前に観光客を呼び込みたいというのが実情だとは思いますが、米中の貿易戦争と日本も無関係ではいられませんし、尖閣などの領土、領海問題の解決が難しいことからも軍事的な緊張も高まる傾向にあるからです。
あまり関係ないかもしれませんが、中国通といわれる二階さんが訪中したことと何か関係があるんでしょうか?
時系列で考えると訪中したから実現したというより良い知らせとして使われたということかもしれません。
関係があってもなくてもお隣の国ですから人に行き来が関係の改善に役立つことを期待したいと思います。