行政書士事務所のブログであることからドローンを飛ばすには許可が必要だということを書いているのですが違法に飛ばす人が後を絶ちません。

許可が必要だということを知らないというより知っているけれども無許可で飛行させているということなのだと思います。

許可を得ずに飛行させて航空法違反で捕まった人はこれまでもいましたがとうとう飛行禁止区域を飛行させて書類送検される人が出てしまいました。

これまで飛行禁止区域での飛行で捕まった人がいないのであまり馴染みがないかもしれませんが航空法ではなく小型無人飛行機等飛行禁止法という法律があります。

全国で初めてこの法律を適用し書類送検されるという事件がありました。

広島県呉市の海上自衛隊呉地方総監部の上空でドローンを飛行させたとして広島県在住の男性が書類送検されました。

海上自衛隊がドローンが落ちていると広島県警に通報しドローンに搭載されていたカメラのSDカードに呉地方総監部を上空から撮影した映像が残っていたため証拠となってしまったのです。

小型無人飛行機等飛行禁止法は今年改正され防衛大臣指定の防衛関係施設やその周囲約300メートルの上空ではドローン等の飛行が禁止されることになっていました。

法律の存在を知らなくても処罰されてしまうのが刑罰法規の厳しいところです。

オリンピックを前に警察関係機関や防衛関係機関はテロなどに敏感になっているのでドローン等の飛行については規制が厳しくなっているということをご承知ください。

書類送検された男性は操縦の練習をしたかったと供述しているようですが練習の方法は他にもたくさんあります。