コロナの感染者数が増えています。

クラスター感染の原因になった場所として特定できているのが新宿の繁華街です。

夜の飲食店で感染が広がっているのです。

新宿と池袋で警視庁が店舗の立入検査を行いました。

風営法の許可を受けているお店が中心です。

警察といえども理由もなく検査を実施することは難しいのです。

風営法の許可を受けているお店であれば風営法により警察が立ち入り調査を行い、従業員名簿を確認したり営業時間を確認することができると定められているので調査に入ることが可能です。

そのため風営法の許可を得たお店が中心になっています。

恐らく露骨に風営法に違反していたお店は少ないでしょう。

この立ち入り調査をきっかけにお店の承諾が得られれば都の職員によって消毒などが行われます。

形式は調査や任意の協力という形をとっていますが実際は感染防止の対策を実施したということになります。

悪用しているわけではないのですが、このように権力のあるところは法令の根拠があれば強制力を発動し、事実上協力が難しい状態を作り出すことができます。

もし権力が悪用された場合は被害にあった人でないとわからないような不利益が生じることになります。

コロナ対策が悪用のきっかけにならないようにするためにも法令の整備が大切になります。