コロナの影響で売上が下がっている事業者に対し持続化給付金という制度があります。
この持続化給付金の不正受給により名古屋市の男3人が逮捕されました。
嘘の売上台帳などを作り、売上が下がっているように見せかけ持続化給付金をだまし取っていたのです。
給付対象とはならない学生なども含め400人あまりに声をかけ虚偽の申請を繰り返していたようです。
持続化給付金は給付の性質上緊急性が高いので、少ない書類から申請内容を証明し迅速に給付がなされるような制度になっています。
この手続を悪用し自分だけでなく本来事業を行っていない者も含め虚偽の申請を行っていました。
被害総額は4億円にのぼっているようです。
本来給付を受けられない者に対しても不正な申請の手口を教え手数料を取るという方法でも利益を上げていたようです。
被疑者は容疑を否認しているようですが本に人についても100万円の給付金を騙し取った詐欺の疑いで逮捕されています。
もともと制度ができた時に不正申請が行われるのではないかと心配する意見がありましたがやはり逮捕者が出てしまいました。
この事件以外でも本人による不正な申請も既になされている可能性があるため、今後申請手続きが進みチェックが行われるなどすると更に不正の摘発があるような気がします。
世の中が一大事で行政も財源が限られる中必要な人に速やかに給付がなされなければならないため不正な申請は絶対にしないようにしなければなりません。
この手と警告は必要ない人には伝わり必要な人にはあまり伝わらないというのが相場です。
改めて確認しますが緊急事態で認められている制度ですので悪用はしないようにしましょう。