大阪市で大阪都構想に関する住民投票が行われることが決定しました。
大阪都構想といえば橋下元大阪市長当時に一度住民投票が行われ否決されています。
橋下元大阪府知事、元大阪市長の細かな政策について私は詳しくなく一つ一つの政策を検討すれば賛成できるものできないものがあると思いますが、こと大阪都構想については当時から大きな関心を寄せていました。
理由の一つは大阪独特の行政のあり方です。
当時から言われていたように大阪府や大阪市の組織構造が二重行政による無駄が生じており、ヤミ専従の問題など様々な問題の原因にもなっていると考えられるからです。
この構造的な問題を地方発の問題提起により解決するきっかけをつくること自体に意味があると考えていました。
そのため橋下元市長主導で大阪都構想を実行した場合うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあると思いますが、地方自治体の側からの改革の実例ができる事自体に意味があると感じていたのです。
有意義な改革が一度住民投票に付され否決されたことはとても残念でした。
それも否決された原因が投票直前の橋下元市長の失言にあるのではないかと私には思えてならなかったからです。
大阪以外の場所に住んでいて直接の利害はあまりありませんが、何故そこまで大阪に関心があるのかと言えこのように地方からの改革という点でこれまでの日本にはなかった実例が出てくる事自体が、大阪都以外への改革につながったり、政治不信を払拭するきっかけになるのではないかと思っているからです。
大阪市民の方には大阪都構想は大阪の問題であって、大阪以外の問題でもあり得るのだという関心を持って住民投票に望んでいただきたいと思います。
