時短の機運の高まりもあり正月営業を控えるという傾向はこれまでもありました。

今年はそれに加え新型コロナウィルスの影響により営業自粛を決めた事業主もいるようです。

人手不足などから1月2日は年賀状も配達されません。

それでも年末年始が感染拡大や医療現場の崩壊に関して重要な時期であるため公的な病院だけでなく個人のクリニックでも休診日返上で対応してくれている病院もあるようです。

年末から年始にかけてはGoToキャンペーンも一時中止となっています。

このような状況の中で営業を続け売上を確保していくということが大変困難な状況になっています。

現在の感染者数の増え方からすると、また営業自粛要請などが始まる可能性もあります。

失業者も増え、住宅ローンの返済に困って自宅を売却しなければならない人が増えているというニュースも入ってきています。

年始からちょっと暗い話題になってしまいましたが、多少明るい材料としては年末株価が高値をつけていた事ぐらいです。

このような時に注意しなくてはならないのは本業で収入が減った分を株などの投資で取り返そうという考えです。

絶対に損するとは言いませんが、実態に合わない株高の時期に株を買い、下がった時に売らざるをえないのは泣きっ面に蜂です。

いざというときのためにキャッシュはある程度残しておきましょう。

逆張りするという手段もありますが、普段投資に慣れていない人がにわか知識で手を出すのは大変危険です。

株を買ったりポジションを持ってもいざという時に売れば良いと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、自分が売らざるをえない時は他にも売りたがる人がいるため、すぐに売れるとは限りません。

不動産とは異なりますが投資用商品も売れるまでに時間がかかることがあるのです。

これを流動性リスクと言います。

お正月や巣篭もり用の保存食は必要でもお金の塩漬けは必要ありません。