以前このブログの記事で政治家には禊があるけれども、官僚には敗者復活がないので政権によって人材の再登用という手段があってもよいのではないかということを記事の中で書きました。

特に菅総理は総理就任前から更迭人事を行ってきたため、政治主導になり過ぎるのではないかと感じたからです。

ただ再登用を認めると報復人事に対する報復が起こるかもしれないので、今のような状態に落ち着いているのかもしれないとも書きました。

今回山田広報官が接待問題で辞職しましたが、辞職に追い込まれたと言っても過言ではありません。

きっかけとなった今回の東北新社による接待問題は内部からリークされたのではないかということが言われています。

接待時の音声も出てきていますので、たしかに内部の人間が関わっている可能性はあります。

報道関係者の録音という可能性もありますが、敵対勢力による攻撃の可能性もありますし、菅総理に対する官僚側からの報復という可能性もあります。

特に菅総理は総務行政には詳しいため、通信事業など携帯料金の値下げでも総務省に圧力をかけてきました。

そのため可能性としては否定できません。

山田元広報官は官僚側の人間ですので報復のために仲間を売ることがあるのかどうかはわかりません。

政治と関わる以上魑魅魍魎の世界ですから、そのようなことも起こりうるかもしれません。

総務省内部では犯人探しも行われているようですので関わっている人間がいるとしても一部の人と言えるでしょう。

不祥事自体は事実ではあると思いますので、報復であるとしても官僚側の他の問題にも飛び火してしまいます。

このようなことを考えると単なる裏切り者の行動という可能性が残ってしまうのです。

もしそのような人間がいるとすれば老害ならぬ狼害ということになるのかもしれません。