今日は憲法記念日です。
74年前の今日現行の日本国憲法が施行されました。
その後一度も改正されていません。
憲法記念日には当然憲法改正の議論が各地でなされます。
NHKの世論調査では憲法改正の必要があると思うと答えた人が33%、憲法改正の必要はないと思うと答えた人が20%、どちらでもいえないと答えた人が42%でした。
毎日新聞の調べでは憲法改正に賛成が42%、反対が31%となっています。
いずれの調査でも改正賛成派は過半数は占めないものの、改正反対派よりも数は多くなっています。
回答の数字が低めになっていることについては自衛隊の存在についての議論を避けては説明がつかないのではないのではないかと思います。
やはり戦争反対ということから改正により自衛隊が軍隊として認められてしまうのではないかという懸念があるのだと思います。
反対に自衛隊が違憲であるかのような解釈を許す現行憲法は改正すべきだと主張する人もいます。
このように普段は表面化しない国民間の対立が憲法改正を議論することによって表面化してしまうことを避けたいという気持ちが、賛成や反対という意見表明をすること自体の数字を下げているように思います。
今現在は新型コロナウィルスの流行などにより緊急事態下での権利の制限について憲法改正の必要性が主張されています。
74年が経ち憲法改正の必要性は感じますが改正手続きは非常に厳格です。
国民投票の実施を現実的なものにするための国民投票法の改正案についての採決を連休明けに行うかどうかというのが直近の課題となっています。