新たな販売預託商法が問題になっています。

バングラデシュの「ピクセル&プレス」が消費者庁から業務停止の命令を受けました。

USBメモリーを販売し、買った客からUSBメモリーを預かり、別の客にレンタルして預かった客へはレンタル料を支払うという預託商法です。

これまでの牛を購入させて配当を支払うというような預託商法と仕組みはほとんど同じです。

牛がUSBメモリーに代わっただけです。

外国の会社ですが日本ではホテルなどでセミナーを開き客を勧誘していました。

すでに業務停止となっている「WILL」や「VISON」といった会社と営業所や従業員の一部、契約書の内容までほぼ同じです。

業務停止になると名前を変えて、同じことを繰り返している人間がいる可能性があるのでご注意ください。

販売預託商法については原則禁止の方向で法改正が作業が進んでいますが、まだ改正作業が完了しているわけではありません。

今回は特定商取引法に基づいて業務停止命令が出ています。

元々問題ある商法であるという認識があるせいか、預託販売業者は悪質な所もあり、業務停止命令を受けても無視する業者もいます。

それだけでなく、業務停止命令を受けても配当が滞らないことを宣伝に使い、新たに顧客を集める業者もいました。

大手企業との関係を強調して宣伝に使ううこともあります。

信用のない分、有名企業や有名人を広告に使うことによりカムフラージュするわけです。

取り扱うものや会社の名前が変わっても、やっていることはほぼ一緒ですのでご注意ください。

ブログのカテゴリーは民事ですが刑事事件になっても不思議はありません。