台湾の高官ら100人以上のLINE(ライン)アプリの個人アカウントがクラッキング(ハッキング)されていたことがわかりました。
個人が保有していた情報も流出した可能性があります。
攻撃されたのはLINEアプリの中のプライバシーを保護するレターシーリングという機能で、イスラエル製のスパイウェアであるペガサスが使用された可能性があります。
台湾の高官らを、決め打ちで、精度の高い攻撃を仕掛けていることから、個人による攻撃ではない可能性があります。
ただし中国による攻撃かどうかはわかっていません。
台湾の事案とは目的も手段も異なりますが、日本でもネットでの通信を脅かす攻撃の危険は高まっています。
日本では既にGIGAスクール構想によるデジタル環境の整備も始まっています。
小中学生にデジタル端末が1人1台支給され始めていますが、トレンドマイクロ社の調査によると、このデジタル端末の支給を受けた小学生のうち2割の子がコンピュータウィルスに感染するなどの被害にあっていたことがわかりました。
個人アカウントが盗まれたり、フィッシングサイトへの接続といった被害が報告されています。
このように国の内外を問わず、ネット上での攻撃は日常的に行われているので、対策が必要です。
イタチごっこになってしまいますが、日々新たな攻撃を特定し、対策をしていくことが重要になります。
タブレットの支給を受けて勉強した子どもたちの中から、将来ネット上での攻撃を防ぐ技術を開発する人材が出てくることに期待したいと思います。
ネット上のウィルスにも注意
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「抑え込み有効」