ロシアがウクライナへの軍事的侵攻の準備をしていると報じられています。
プーチン大統領はロシアが仕掛けていることではないということを強調しています。
これに対しアメリカ(U.S.A)のバイデン大統領はロシアがウクライナに侵攻すれば、強力な経済制裁を発動すると警告しています。
プーチン大統領の主張は、ウクライナがロシアに近接していて、そのウクライナがNATOに加盟した場合、NATO軍の軍事兵器がウクライナに配備される可能性があり、ロシアが軍事的脅威にさらされるというものです。
ウクライナからロシアの首都モスクワへは約500キロメートルほどです。
ロシアは軍事的侵攻をちらつかせてアメリカやNATOに安全についての保障を求めています。
NATOはウクライナを取り込みたいですから、ロシアに侵攻させずにウクライナを加盟させようとします。
ロシアはウクライナを加盟させないか、加盟を許すとしても安全を確保できるように交渉します。
このロシアとアメリカを始めとするNATO側との駆け引きが続いています。
当のウクライナの思惑としては、現在のようにロシア侵攻の驚異にさらされないようにNATOに加盟してしまいたいというところでしょう。
ウクライナは天然資源に恵まれた国ですので、ロシアには侵攻をきっかけにウクライナの資源を手に入れられるかもしれないという思惑もあるかもしれませんが、現在報道されているように、ウクライナはロシアにとって軍事的な要衝なのだと思います。
結局どこかに敵との境界は生まれるのですが、モスクワから近いというのが譲れない要因になっているのだと思います。