空飛ぶクルマの開発が進んでいます。

パリオリンピックでも利用が予定されていますが、恐らくフランスメーカーの機体が採用されるでしょう。

日本のメーカーのものとしては大阪・関西万博での利用が予定されています。

岡山県笠岡市で一般社団法人MASCの空飛ぶクルマのデモフライトが行われました。

スカイドライブ社の機体はF1マシーンのコックピット部分だけのような形をしていますが、今回の機体は大きなドローンそのものです。

動きが小さなドローンとそっくりなので、人が乗れる大きさの物が動いているのを見ると不思議な感じがします。

ヘリコプターよりも離着陸がスムーズに見えます。

今回の機体は中国のイーハン社製のようです。

イーハンといえば粉飾決算の噂がありましたが、アメリカの投資会社による告発なので、真偽の程はわかりません。

ただ赤字が続いていたのは事実です。

開発を進めて一気に世界に売り込みたいところでしょう。

そのような会社の機体を採用してMASCという団体は大丈夫なのかと心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、MASCは岡山版下町ロケットのような集団で先々は宇宙進出を目論んでいます。

時代を見据えて、技術をシフトしていっているのです。

村上水軍のいた瀬戸内から宇宙へ進出し始めています。

この地域で重化学工業が発展したのは、凪の海ではありますが、潮流のきつい場所もあり、造船技術を支える職人が数多くいた事とも関係していると思います。

周辺に海があり海運が発達していたことや、製造時の騒音もあまり気にする必要がない工業用地を得やすかったことから日本を代表する工業地帯になっていったのだと思います。

水島コンビナートの煙突だと思ったらロケットだったという日がやってくるかもしれません。