新型コロナウィルスの影響で医療の現場が逼迫しています。

病床の使用率も高まり、新型コロナウィルス以外の病気で搬送された場合も受け入れ先が減っている状態です。

そんな中、コロナ以外の理由で搬送がうまく行かないという事態が起きてしまいました。

原因はカーナビです。

患者を緊急搬送しようとしましたが、カーナビのデータが古く、病院の所在が変わっていたのです。

北九州での出来事ですが、どこで起きても不思議はありません。

患者の男性は救急車を呼ぶまで7回電話し、来たと思ったら行った先に病院がなかったわけです。

実際に診てもらった病院への到着は、8分遅れということなので、診察に影響はなかったようです。

その病院へはどうやって行ったかというと、電話で案内してもらったそうです。

元々受け入れを拒否されたりして、行き先を変更するということはありうることだと思いますが、行った先に病院がないというのは原因を確認するのにも時間がかかってしまうと思います。

消防本部側は、カーナビの更新期間を見直すと言っているようですが、リアルタムで更新される最新の情報を利用するというのも1つの方法だと思います。

ただ、そうすると通信できなくなった場合にどうするかという問題が出てきますが、専用の周波数を使用するなども検討しても良いのではなかと思います。

業務の効率を考えると、専用のシステムを開発するというのも悪くないのではないかと思います。

自動運転システムなどの開発が進んでいますので、患者を安全に早く運ぶ方法についても、開発が進むことを期待したいと思います。