ドローンが様々な分野で活用されていることを、このブログの記事でも書いてきました。

役立つ機会があってほしくないのが軍事目的での利用です。

しかし今回ロシアのウクライナ侵攻で予想以上に役立つことがわかってしまいました。

軍事目的で利用されるドローンには、軍事兵器専用のドローンもあれば、民生品としてのドローンもあります。

軍事利用の場合、ドローンの活用は情報と一体です。

ドローンは、ドローンによる攻撃の情報収集にも役立つのです。

カメラ付きのドローンを飛ばし、敵の位置を確認し攻撃します。

今回、ウクライナでは人工衛星からの情報を元に攻撃することもあります。

当初劣勢とされたウクライナ軍がロシア軍相手に善戦しているのを受け、各国もドローンの見直しを始めたようです。

日本も例外ではありません。

防衛省は元々ドローンの軍事利用には乗り気ではなかったようですが、今回の事例を目の当たりにして本腰を入れて開発に乗り出すでしょう。

中国は元々ドローン開発の先頭を行く企業がありますが、政府から軍事分野でのドローンの開発強化が指示されたようです。

歓迎しにくい活躍を見せているドローンですが、このような軍事目的での利用で開発競争が進むと、民生品としての性能も上がるというのも歴史が証明してきた事実です。

近代の戦争は軍艦から戦闘機へ、戦闘機からミサイルへと変化してきましたが、現在は情報戦であるということが、はっきりしたとも言えるでしょう。