テレビでサイバー空間のことを取り上げていたので見ました。
そこではメターバースが取り上げられていました。
これを見てサイバー空間への自分の考え方が変わり始めたので、ゴールデンウィークということもあり、連続で記事を書きたいと思います。
まず、ネット上でのバーチャルなコミュニケーションということで言えば、私は野菜を育てるオンラインゲームをしていたことがありました。
野菜を収穫するごとに経験値が上がり、収穫した野菜でスープを作ることによりアイテムを購入できるコインを得るというものです。
ここでは自分のスープを提供する代わりに、相手のスープを飲めるという暗黙のルールが出来上がります。
それもレベルが同じぐらいの者同士であることも暗黙の了解になってきます。
レベルが低い人がレベルの高い人のスープを飲むと一気にレベルを上げるられるのに対し、レベルの高い人はレベルの低い人のスープを飲んでもなかなかレベルアップしないからです。
しかし、私は相手のレベルにはあまりこだわりませんでした。
なぜなら、相手を使ってレベルアップしようという気があまりなかったのと、相手が「高いスープ」を飲んだという場合の「高い」はサイバー空間の中での話であって、そのスープを実際に飲めるわけではないし、コインや経験値をポイントやお金に換金できるわけでもないからです。
ゲームによっては課金していて、実際の損得が生じる場合もあると思いますが、無料ゲームだったので実際の損得はあまり生じない、生じるとすれば自分が注ぎ込んだ労力で相手が手っ取り早くレベルアップすることを損と感じるかどうかということになります。
この点について自分が高い値段のものを提供して、安い値段のものを得ても損という考え方は、リアルの世界の経済感覚をサイバー空間に持ち込んだだけで、オンラインゲームの中で、現実音世界と同じような感覚で動いてしまうのは、単なる思い込みによるものではないかと感じていました。
それどころかむしろ、現実世界で損得という行動原理に従いがちなので、そのような感覚から開放されることもサイバー空間上のゲームの楽しみの1つではないかとすら考えていたのです。
しかし、今回の放送を見て、その考えが変わり始めたのです。(つづく)
サイバー空間再考(1/3)
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