宇宙に関する開発競争が激しさを増しています。

参入者が増えればコストも下がってくるので、増々身近になります。

人工衛星も民間企業が打ち上げるということが少なくない状況になってきました。

人工衛星の共同利用なども進められ、意外なところでデータの活用も進んでいます。

その1つが損害保険業界です。

人工衛星の画像により自然災害、特に地震や水害などでの被害状況がわかるからです。

言い方を換えると人工衛星のデータから、対象物が被害地域の範囲内にあれば、保険が下りる可能性が高いということです。

被害を受けた方も保険金が下りるまでの期間が短縮され、保険をかけた意味もより実感できるようになります。

街中では監視カメラの設置が進み、犯罪予防にも役立っています。

自動車にはドライブレコーダが設置され、ドライブレコーダがなければわからなかったのではないかという事故時の状況もわかるようになってきています。

このような情報に加え、宇宙からも人工衛星のデータで相当広範囲であるだけでなく、細かな地上の情報もわかるようになってきています。

手つかずの自然というのが少なくなっているように、誰からも捕捉されずに暮らすということが難しくなっているということになります。

無人島で暮らしたところでデータ自体は取られてしまう可能性があります。

その反面、都市部で暮らすと、このようなデータを活用したサービスの恩恵に与れる可能性はあります。

そのうち人工衛星の動きを監視する人工衛星というのも出てくるかもしれません。