アルテミス計画で月に行く予定のSLSロケットの打ち上げが延期されました。

エンジンの温度調整をするガスの流れに異常があったようです。

アルテミス計画は人類が再び月に行くことを目標にしていますが、月に行くだけではありません。

月の軌道上に宇宙ステーションゲートウェーを作り、ここを拠点に火星への有人探査なども計画されています。

アメリカ(U.S.A)主導で行われていますが、日本も参加しています。

日本以外にも数カ国が参加しています。

計画名の元になっているギリシャが参加していないのは残念です。

今回打ち上げが延期されたSLSは全長100メートルほどのロケットです。

これだけ大きければどこかに不具合が見つかっても不思議はない気がします。

先端に月に向かうための有人探査船「オリオン」が取り付けられています。

まずは第1段回として、無人のまま有人探査線を打ち上げるという段階です。

月の周回軌道に投入し、6日後、地球に帰還する予定が組まれています。

オリオンの帰還カプセルも大気圏に突入させることになっています。

2024年には有人飛行を予定しています。

計画名のアルテミスはギリシア神話の月の女神です。

前回月へ行った計画はアポロ計画でした。

ギリシア神話ではアポロは太陽神で、アルテミスとは双子ということになっています。

ちゃんと前回の計画と名前の上でも関連付けられています。

人類が前回月に行ったのが50年以上前ですから、技術が進歩していると言っても、月へ行くことはとても難しいということがわかります。