日本は少子化に加え高齢化社会と言われているので、これから老人だらけの国になっていきます。

高齢者に該当していてもいなくても、歳はとりたくないと感じている人も多いと思います。

老化ということに対して、少し勇気がもらえるニュースが入ってきました。

現役最高齢の95歳の女性囲碁棋士である杉内寿子八段が、女性の最年長勝利記録を更新したのです。

46歳の甲田明子四段に勝利しました。

95歳というと生きているだけですごいと感じてしまいます。

95歳まで生きていたら頭は働かなくても仕方がないのではないかと感じてしまいます。

老化とともに体力は衰えていき、脳も体の一部ですので当然衰えます。

しかし、新しいことを覚える能力は衰えても、思考力や経験から考えを導き出す力はそれ程衰えないということも言われています。

そうはいっても、若い人と比べれば、頭の働きは劣るのではないかと思ってしまいます。

ところが、実際の対局で勝利したという現実を突きつけられれば、脳が若い人に劣らず機能しているのだと認めざるを得ません。

現役の棋士として頭を使い続けてきたことも衰え知らずの理由かもしれません。

体も使わないと動かなくなっていくというので、頭も使わなければ衰えてしまうのだと思います。

私は囲碁はしないため、頭のために覚えるのも良いと思いますが、覚える過程で老化してしまいそうな気がします。

ちなみに男性の最高齢勝利記録は杉内寿子八段の亡くなった旦那さんが持っているのだそうです。