防衛費が増額されることが決まっていますが、他にも防衛力を強化する動きが見られます。

装備品などを製造する企業をフォローする法案が可決されようとしています。

自衛隊の装備品はアメリカ(U.S.A)などから買って、輸入しているものもありますが、日本企業の手によって製造されているものもあります。

その装備品を製造する日本メーカーの経営が傾いた場合に、企業をフォローするものです。

日本に軍隊は存在しないことになっていますが、簡単に言ってしまうと武器を製造する会社が傾いた時のために、資産を買い取って国有化したり、製造を他企業に移すなどできるようにするための法案です。

軍事兵器や国有化というと危険な感じがしますが、日本航空(JAL)の再建の時に、既に似たようなことはしています。

同盟国であってもアメリカから全て買うのはリスクを伴うため、日本でも作れるようにしているのです。

武器の自給率を上げるためというと伝わりやすいかもしれません。

日本独自の戦車などは日本メーカーが製造しているのはわかりますが、アメリカから買った戦闘機のミサイルなども日本メーカーがライセンス製造しているものがあります。

お客さんが自衛隊だけなので、製品に汎用性がないのです。

そのため、製品の技術が民生品に転用できないものだと、採算が取れにくいものも出てきてしまうのです。

誰もが聞いたことがある企業も名を連ねていますが、扱っているものの機密性や、武器を作っているというとイメージが悪いので宣伝していないだけだと思います。