現在、猫ブームといって良いと思います。
ペットの数は犬を抜いて猫が1位です。
それでも犬の人気も依然として高いです。
古くから人間とともに生活してきた動物の1つです。
飼い主と長時間離れた後に再会した犬の涙の量が増えるという研究結果が現れました。
麻布大学の研究グループの研究結果によるものです。
飼い主と数時間話した後に、飼い主と再会した犬は、普段よりも涙の量が増えるのだそうです。
その犬に慣れた飼い主ではない人と離れた後では、涙の量は増えないのだそうです。
この研究結果の評価はむずかしいところです。
犬が嬉し泣きしているようにも聞こえますが、構ってほしくて涙の量が増えている可能性もあるからです。
鳴きはしても、泣きはしないのではないかということです。
研究のきっかけは、学生の一人が飼っている犬が出産したばかりで、以前より目がウルウルして可愛くなったように見えると発言したことがきっかけとのことです。
それがきっかけで、犬は情動によって涙を流すのかを調べることになったそうです。
研究の過程で、涙の量が増えた犬の目を見ると、人間は構いたくなるということもわかりました。
そうだとすると、犬が嬉し泣きをしている可能性もありますが、離れていた飼い主に構ってほしくて涙の量が増えているとも考えられるのです。
動物の反応について、何でも条件反射で捉えることには、納得しがたい部分があるのですが、この研究結果については、構ってほしい説も十分成り立つような気がします。
どちらにしても飼い主の方が嬉し泣きしたいのかもしれません。