日産自動車が電気自動車に使った電池を再利用したポータブル電源を発売すると発表しました。

電気自動車用の電池が無駄になるだけでなく、電気を充電した状態で保管することにも優位性がある製品なので、期待が持てます。

電気自動車の電池は、ニッケル、リチウム、鉛など電池の素材による種類もありますが、充電方式の違いもあります。

ケーブルが付いている方式は各社に共通しますが、ケーブルが付いていないコンセント型では充電方式が大きく2種類に別れます。

トヨタなどの引掛け型と日産などの平刃型です。

消費者からすれば規格を統一してくれた方が、コストダウンも図れるし、利用箇所も増えるので好都合な気がします。

しかし、技術的には発展途上なので、2種類ぐらいあった方が競争原理が働き、技術の向上には期待できます。

ただし、ビデオデッキの時のVHSとベータマックスのように、必ずしも技術的に優れた方が勝つとはかぎらないということも言えます。

それでも、各社しのぎを削って、技術開発してくれれば良い製品ができます。

今回電気自動車の電池自体ではなく、再利用によるポータブル電源が開発されましたが、電気自動車の電池には期待が持てます。

現在、発電に利用されている自然エネルギーは、生物(なまもの)と考えた方が良い状態です。

電気不足と言われることがありますが、必ずしも発電できていないとは限らないのです。

日中、自然エネルギーで発電できても、夜間電力需要があるとは限りません。

そのため発電できたけれども、利用されないままの電気というのも存在するのです。

自然エネルギーで発電した電気を蓄えておくのが難しいのが現状なのです。

大量の電気を蓄えておく電池の開発が難しいのです。

ところが、電気自動車やポータブル電源の形で充電できれば、日中利用した電池を夜間充電できるので、大きな電池で自然エネルギーを蓄えなくても、小さな電池として、たくさん充電しておくことでこれまで無題になっていた電気が利用できるようになる可能性があるです。