最近、面白い記事を読みました。

100円玉を入れて使うコインロッカーについての記事です。

100円が返ってくるなら、なぜ入れるのかという疑問を追究したものです。

よく考えたら、行って来いなので、利用料ゼロ円ですから、なぜ一度100円玉を入れさせるのかというのはもっともな疑問です。

今でいうデポジットにあたるものです。

鍵を失くした時のペナリティー的なものかと思っていましたが、そうでもないらしいのです。

ロッカーが出回り始めた頃、鍵を持って帰ってしまう事案が続出したのだそうです。

鍵が失くなると、鍵を交換しなくてはなりません。

そのうえ、交換が終わるまで、ロッカーは遊んでしまいます。

かなりの損失になってしまうのです。

100円という”人質”的なものがあると、それを取り戻すために鍵を持って帰らないようになるのです。

更に、結局戻ってくるので利用料ゼロ円なわけですが、まんまタダだと複数のロッカーを使う人が出てくるのだそうです。

一時的にでも100円が必要になると、使う数だけお金は用意しなければなりません。

鍵の盗難は減るし、複数利用も防げるという具合です。

それだけでも、頭いいなと感心してしまいます。

それだけではないのです。

コインロッカーは主に銭湯やプールに置いてありましたが、入浴や水泳の後には飲み物が飲みたくなります。

戻ってきた100円玉は、そのまま飲み物代としても使えるというオマケ付きです。

本当によくできたシステムなのだと感心してしまいました。