パビリオンの建設が遅れている関西・大阪万博ですが、ここへ来て、またマイナス材料が出てきてしまいました。
パビリオン建設を予定していたメキシコ(メキシコ合衆国)が万博からの撤退を伝えてきたようです。
困ったことに、国名はわかっていませんが、どうも撤退を伝えてきた国がメキシコ以外のもあるようなのです。
メキシコの撤退理由は、公式のルートでは公表されていませんが、来年に大統領選を控え予算確保が難しいからではないかと言われています。
建設が遅れているだけならまだしも、撤退となると参加国がどんどん減ってしまいます。
参加国の減少は、そのまま国内の集客にも影響してくる可能性が出てきます。
そうすると今度は、集客により賄われるはずだった費用が、回収できないということにも繋がっていきます。
パビリオン建設が遅れているため、既に予定にはなかったプレハブプランを提示し、そちらに切り替える国も出てきています。
これから参加を表明する国があっても不思議ではありませんが、そうなると今度は、日本の建設業者が対応できるかという問題が出てきます。
これだけ出足が鈍いということは、万博自体に魅力があまりなくなってきてしまっているということもあると思いますが、日本側も各国や地域が万博に参加するメリットを十分に伝えられていない可能性もあります。
せっかく、関西が阪神優勝で盛り上がっているのに、万博でその勢いが削がれてしまうことは避けたいところです。
開催費用も当初よりかさむことが予測されますが、開催する以上、内容は良いものにしてほしいものです。