宝塚歌劇団の劇団員が死亡したのはパワハラが原因だとして遺族が調査を求めていた問題で、宝塚歌劇団がパワハラを認め謝罪しました。
宝塚歌劇団が認めたといっても、宝塚歌劇団がパワハラを行っていたということではなく、上級生によるパワハラがあったというものです。
遺族側が出張していたのと、ほぼ同内容の事実を認めました。
ただ気になるのは、どのような調査を行われ、上級生側がどのような回答をしていたかということが伝わってきません。
確かに、パワハラを認める以上、法的な責任も伴うわけで、事の詳細を語ることは自分の首を絞める事にも繋がります。
しかし、このような行為を行った上級生が特定されれば、社会的なバッシングを直接受けることになりかねません。
そのため、身元を明らかにしてというところまでは期待しませんが、どのような発言をしたのかは気になるところです。
でないと、宝塚歌劇団側は、これ以上のイメージダウンを避けたいという思惑があると思うので、早くパワハラを認め、上級生の言い分とは異なっても、パワハラを認めてしまう可能性があるからです。
要は、事の真相や、なぜそのような行為を行ってしまったのか、原因を特定することが重要です。
その原因は個人的なものだけではないはずなのです。
その点について宝塚歌劇団側が有効な対策を立てられなければ、同じようなことが起こりかねないし、あまりにパワハラのみに過剰反応すると、今度は下級生による上級生イジメなどが起こる可能性も出てきてしまいます。