アメリカ(U.S.A)がイスラエル(イスラエル国)への弾薬の供給を停止することを決めました。
紛争の絶えない中東にあって、イスラエルも一定の軍事力を備えていますが、一般の日本人が持つイメージほどの軍事大国ではありません。
長期的な戦争に耐えうるほどの軍事力は、イスラエルにはないのです。
その辺の事情も、直ぐにイランとの直接対決にならなかった事情の1つです。
そのため、ハマスに対する攻撃でも装備品のかなりの部分はアメリカに頼らざるを得ません。
今回、イスラエルは、アメリカの制止を聞かず、ガザ地区への攻撃や、イランの施設への攻撃を行いました。
アメリカ国内では、学生のデモ運動なども起こっています。
そこで、バイデン政権もとうとう、イスラエルのへの弾薬の供給の停止を決めました。
国際法にも違反している可能性が出てきている以上、放置すればアメリカも同罪となりかねません。
装備品の余力はウクライナに回すべきなのだと思います。
ウクライナがどんどん戦闘を続ければよいとは思いませんが、ロシアに侵略されるというのも避けなければなりません。
ロシアの侵攻を食い止めるだけの弾薬は供給し続けなければなりません。
ハマスはイスラエルからの停戦案を受け入れたようですが、イスラエルは提示案と異なると主張しています。
ここで、少々強引でも仲介するアメリカが手打ちにしなければ、イスラエルはずるずるとラファへの侵攻を進めてしまいます。
バイデン政権は、次の大統領選で勝とうが、負けようが、ここで停戦に持ち込むことが最大の功績になると腹をくくった方が良いと思います。