最近、このブログの記事で、企業による不正が明るみに出たり、人手不足でもあるため、労働力として刑務所の服役者の活用を図るべきではないかということを書きました。

刑務所を巡る様々な取り組みが出てきているため紹介したいと思います。

府中市では、ふるさと納税の返礼品として府中刑務所のプリズンツアーがあります。

寄付金額は1万円です。

収容される居住スペースや工場内の刑務作業などを見学できます。

見学時に刑務作業で作った革製のペンケースや木札、パンなどがもらえるそうです。

刑務所側としても、実際に見学することで偏見をなくしたり、出所後の就職など社会復帰への理解を深めてもらうことができます。

刑務所にかかる費用は税金で賄われています。

1人あたり年間270万円から300万円前後かかるといわれています。

そのため、再犯率の高い犯罪や常習犯の場合、更生が見込みにくいため、また犯罪を犯しても実刑判決によって刑務所に収容すること自体に疑問が呈されることもあります。

しかし、このように刑務所自体が徴税や刑務作業により社会貢献できるのなら、費用負担を軽減したり、服役者の社会復帰にもつながっていくと思います。

経済的自立は自律にもつながっていくと思うのです。

アメリカ(U.S.A)程服役者に自由が認められるのもどうかと思いますが、塀で隔てるだけで犯罪が無かったことになるわけではありません。

改めて刑務所自体の活動や服役者の活用について見直してみる必要があるのではないかと思います。

社会復帰が容易になり過ぎても、生活に困って刑務所に行くために悪いことをするという人間が出てきそうですが、一度服役したために再犯につながっていくことの方が多い気がします。

悪いことをするにもエネルギーが必要です。

そのエネルギーを日本のために使う方法を社会全体で考えた方が良いのではないかと思います。