マイクロソフト社の通話サービス「スカイプ」が、今年5月5日でサービスを終了することがわかりました。

スカイプといえば、少し前まで無料で対面通話できるサービスの主流であったといってよいと思います。

特に、日本にる外国人などは、通話料を気にせず、母国にいる人と通話できるので、日本でも人気がありました。

現在は、Zoomなどに押されているといってよいのかもしれません。

通話については、それぞれの国で、無料通話アプリのサービスが展開されていたり、通信料の値下げで、以前ほど優位性がなくなっているのだと思います。

国際電話が高かった時代から、スカイプで気軽に無料通話できるというのは、画期的だったといってよいと思います。

インターネットによって世界がつながる中、アップル社は、i-Phoneという端末を生み出し、マイクロソフト社は、通信手段を押さえるため、スカイプ社を買収したのです。

そのため、マイクロソフト社はアメリカ(U.S.A)にありますが、スカイプの拠点はイギリス(U.K)です。

時代の移り変わりや、事業状況に基づく、経営の見直しということなのだと思いますが、トランプ政権だけでなく、アメリカ企業もアメリカ色を強めているという部分も、多少はあるかもしれません。

ただ、国にこだわっているというよりも、経営資源をAIなどの新規サービスに投入したいという意図の方が大きいのではないかと思います。

スカイプは、人とつながることが主目的でしたが、AIでは、つながる先は人でなくても構わないということになります。

つながる先ではなく、つながった先からの知識や情報、更にそれだけでなく、それらを組み合わせた成果を手に入れられる時代になっているのです。